細野さんの七夕ライブに行きました。
この日のライブは女性限定という、細野さん初の試みだそうです。
入場の様子。見事に女性だらけ。
会場の青山CAYでは永井博さんの個展も開催されていたようで、いたるところにイラストが飾られていました。
細野さんが参加したロンバケも。
入場と引き換えに短冊を渡されました。
細野さんに叶えてほしいことを書いてください、という七夕ならではの企画とのことです。
本日の細野さんは、珍しく上下スーツできめていました。
近年の細野さんの衣装はボーダーもしくは白のTシャツに黒いチョッキというラフな格好がほとんど。女性限定のライブなので、ダンディーな衣装にしたのでしょうか。
ステージに立つやいなや、
「すごい景色だね」
と、女性で埋め尽くされた会場に感嘆。
高田漣さんをサポートに弾き語りのライブが始まりました。
この日はだいたい10曲程披露。
古い曲のカバーとオリジナルが半々くらいのセットリストでした。
漣さんは曲によってはマンドリンに持ち替えていました。
一曲目は 「Angel on my Shoulder 」。1960年前後に活躍した女性フォークシンガーShelby Flintのカバーです。
二曲目もカバーで、先日の港街ツアーでも披露した白雪姫「ハイホー」。ツアーバンドでのアレンジはジャジーな感じでしたが、本日は弾き語りで。
曲の最後、ハーパース・ビザール等もカバーした「ハッピー・トーク」のワンフレーズをさり気なく取り入れていて、ニヤリとさせられました。
港街ツアーの演目からは「北京ダック」も。弾き語りだと曲の印象がガラッと変わり新鮮でした。
細野さん曰く、弾き語りで披露したのは初めて、とのこと。
これは貴重…!
そして弾き語りといえば、あのアルバムからも。
「HOSONO HOUSE」から一曲演奏してくれませんか、
という短冊の願い事を叶える細野さん。
こんなコードよく思いついたもんだよ…と、おもむろに弾き始めたその曲は「恋は桃色」。
途中の歌詞を忘れるというハプニングもありましたが、この曲を演奏してくれて大変嬉しかったです。
この曲の歌詞の
“おまえの中で雨が降れば 僕は傘を閉じて濡れていけるかな”
って部分最高じゃないですか…?
傘を差し出すのではなく、同じ立場に身を置くことで相手を理解しようとする心遣い。
女性の共感心理を巧みに捉えた歌詞ですね。
この曲を女性限定ライブで演奏するなんて、細野さんどんだけ粋なんだ…!!!
最近ライブで演奏しているというカバー曲「El Negro Zumbon (Anna)」も良かったです。
調べてみると、1951年公開のイタリア映画の主題歌ということ。
細野さんの曲で、ヨーロピアンの曲を聴くは初めてだったので、これまた新鮮でした。
気分はもはや地中海。
細野さんの曲って、異国情緒あふれるものが多いと思うんです。
米国に始まり、香港だったり、カリブだったり…。
しかも異国なのになぜか郷愁を誘うという不思議。
とある街を抜け出し、無風状態で船に乗り、いろんな時代や国を行き来してる細野さん。
旅はいまだ続いてるんだな…とつくづく思いました。
この曲はレコーディングはまだやっていないとのことなので、音源化が楽しみです。
本日の細野さんはとにかく沢山しゃべっていました。自分が今まで観た細野さんのライブでもダントツのMC時間でした。
いつも以上のお茶目さと肩の力が抜けたような緩さでトークをする細野さん。
子供のころの話から、女性遍歴、病気遍歴までも。
印象に残ったのはお父さんの話。
米軍基地に勤めていたお父さんはアメリカン・コメディが大好きだったそうで。
細野さんのおちゃらけ好きはお父さん譲りなんですね。
本日も、みゆき族の歩き方の真似をします、とコミカルな姿を披露。会場は爆笑で包まれました。
女性に囲まれた異空間を楽しんでるようでした。
終演後には、2日後の7月9日が誕生日の細野さんにケーキが振る舞われるというサプライズが。
たくさんの女性に囲まれて祝われる細野さん。
七夕の願いが叶ったお客さんにとっても、細野さんにとっても、特別な一夜になったのではないでしょうか。
【七夕ライブ】昨夜は初めての女性限定ライブでしたが、素晴らしいライブとなりました。ご来場のみなさま、ありがとうございました!! pic.twitter.com/EAJpMEBolU— hosonoharuomi_info (@hosonoharuomi_) 2016年7月8日
2016年7月7日
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